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生理前(PMS)で彼氏が好きかわからない、冷める、嫌いになるときの対処法

生理前(PMS)で彼氏が好きかわからない、冷める、嫌いになるときの対処法

女性の体の悩みと言えば、生理の問題があります。そのなかでも、生理前に体調が悪化したり、イライラや不安感など情緒不安定になる「月経前症候群(PMS)」が辛い、という女性も少なくないのではないでしょうか。

月経前症候群(PMS)とは?

月経前、3~10日の間続く精神的あるいは身体的症状で、月経開始とともに軽快ないし消失するものをいいます。

出典 : 日本産科婦人科学会

生理が遅れると、その分だけPMSの症状も長くなったり、また、生理が来る直前が一番体調が辛いという声も少なくありません。

PMSによる体調不良や情緒不安定も影響し、生理前になると、人間関係で揉めたり、彼氏とのあいだで喧嘩や別れ話が生じることもあり、ツイッター上でも、生理前は、彼氏のことが「嫌いになる」「冷める」「うざい」「好きかわからない」「別れたくなる」など数多くの声が見られます。

生理前に彼氏と生じるトラブルや感情の変化としては、以下のような点が挙げられます。

  1. 彼氏が嫌いになる
  2. 喧嘩になる
  3. 気持ち悪いと感じる
  4. うざい
  5. 別れたくなる
  6. 会いたくない
  7. 冷める
  8. 好きかわからないような心理になる
  9. 連絡を無視する

自分のなかに、生理前というタイミングで、情緒不安定になったり、調子が悪い、という自覚がないと、急に冷めたような感覚になったり彼氏のことを嫌いになる(PMSが落ち着くと、また好きという気持ちが戻ってくる)という自分自身の感情に、戸惑うこともあるでしょう。

実際、生理前にカップルの別れ話が多いという話もあり、決して女性だけの問題ではなく、彼氏の側にとってもPMSは他人ごとではありません

彼氏側からしても、もし理由もなく急に別れ話を告げられたら、トラウマや人間不信に繋がることもあるでしょう。


生理前になると、繊細で敏感になり、普段なら流せたことも許せなくなったり、昔のことを思い出してイライラしたり、寂しい気持ちがいつもより強くなったり、日常ずっと我慢してきたストレスが一気に噴出したりと、特に身近な存在である彼氏や家族に対し、感情のはけ口が向かうことも多くなります。

過去のトラウマが蘇ってくることもあり、ひたすら泣く、不安になって発作が生じるなど、情緒不安定になったりしますが、これは頭痛のときにイライラするのと同じように、メンタルだけでなく身体的な問題でもあり、我慢しようにも、理性や忍耐だけでどうにかできるものでもありません。

分かりやすく喩えるなら、心身の調子が落ち着いているときには気にならない小さな穴が、自分が弱って不安定な状態になっていると、身近な存在の小さな穴でも、ものすごく大きく見えて許せなくなる、といった感覚に近いかもしれません。あれもこれも全部が気に障り、許せなくなる。

生理前の症状の重さは人それぞれで、それゆえに、女性同士でも辛さを共有することが難しいという問題もあります。「それくらい我慢しなよ、私だって苦しいのに頑張っている」といった雰囲気から、自分のなかで抱え込んだり他人に相談できない、ということもあるでしょう。

PMSの悪化の要因としては、ストレスや過労の他に、食生活や睡眠など生活習慣の乱れなども影響し、症状が悪化することがあります。

また、季節の変わり目や気圧の変化などによってもPMSがひどくなることがあると考えられています(参考 :「 PMS(月経前症候群)実態調査」PMSの症状がある女性の3人に1人は天候変化で症状が悪化することが明らかに)。

体は繊細で、感情や心とも繋がっているので、色々な負担や悲しみなど精神的ストレス、また生活の乱れや過労など身体的ストレスの積み重ねが、女性の場合、生理の際に現れることも少なくありません。

彼氏の側も、この辺りの事情を理解し、もし、急に彼女の精神状態が不安定になり、涙したり、怒ったり、突然別れを切り出されることが繰り返されるようなら、PMSの可能性もあるので、正面から喧嘩をしたり受け止めるのではなく、上手に受け流したり、適度に距離を保ったり、いったん待ってもらうなどしながら、一度、お互い冷静になったときに話し合うようにしたほうが、後々お互いにとっても後悔がないと思います。

生理前で辛いときは、彼女も、疲労やストレスが溜まりに溜まって、心身のバランスが不安定な生理前をきっかけに溢れ出してしまっているような状況です。

色々なことが溜まって溜まって体が不安定になった際に溢れた先が、一番近かった彼氏だった、ということも多く、必ずしも全て彼氏側が悪いわけでもないのに、「彼氏と別れることで全てが解決する」と、そのときは思い込んでしまっている場合もあるでしょう。

そのときの感情の勢いで、「別れる」という選択をすると、あとで冷静になったり、落ち着いたときに、ひどく後悔することになるかもしれません。

もちろん、実際に、好きかわからない、嫌いになる、別れたくなる、という感情が真実かもしれませんが、その確認のためにも、もし生理前であれば、いったん落ち着いて待ってみる、というのも一つでしょう。

生理前の症状が重く、特に精神面に強く症状が出る場合には「PMDD」と呼ばれることもありますが、彼氏と別れたくなる、ツイッターやインスタのアカウントを消したくなる(垢消し)、仕事を辞めたくなる、死にたくなるなど、いわゆる「リセット願望」に近い、全てを否定したくなる状況に陥ることもあり、彼氏の側も、この辺りを理解した思いやりが必要になってくるでしょう。

とは言え、毎回別れを切り出されたり、八つ当たりを受けたり、嫌いになられると、彼氏のほうも負担が溜まり、徐々に精神的に弱っていったりイライラしたり不安定になるかもしれません。

彼氏の側の視点で見ると、生理前の彼女に対する印象としては、よく泣く、冷たい、イライラしている、情緒不安定、甘えてくる、といった声があり、接し方や距離感に悩んでいる人も少なくありません。

仕事で忙しい場合には、「うざい」「めんどくさい」と彼氏もイライラし、口論や喧嘩になって悪循環にはまり、勢いで別れたり、あるいは、最悪一緒にメンタルを病んでしまうことにもなりかねないでしょう。

その意味でも、お互いの体や心の問題は、二人で一緒に背負っていくものですから、生理前の症状というのは女性側だけの問題ではなく、カップルや家族の問題として、落ち着いているときにしっかり話し合って対処法を考えるようにしましょう。

対処法を考える

対処法としては、あまり焦って即効性を求めずに、色々な角度から、少し長い目でもって各々できる範囲で行うことをおすすめします。

たとえば、日々の「ストレスケア」について考えてみましょう。

仕事がストレスなら、思い切っていったん休んだり、仕事を変える。じっくり休養期間を取る。

断捨離。色々と整理する。

食事や生活を見直す(体に優しい様々な食事法もあり、体験談も豊富にあるので、書籍などから、自分に合った方法を探ってみましょう)。

運動の習慣を取り入れる、朝晩のヨガや瞑想などもよいでしょう。

調子が悪いときには、無意識のうちに肩や首のこりがひどくなっていることも多いので、意識的に体をやわらげてほぐす習慣も大事です。

【女性のためのヨガ】 PMS・更年期症状の緩和、ホルモンバランスを整える

食事面で言えば、グルテンフリーなども、PMSの他に、花粉症や肌荒れなどが改善したという声もあり(Twitterで検索すると、たくさんの実体験の声が出てきます)、日常の生活のなかで簡単に取り入れることができるので、試してみる価値はあるでしょう。

食事のメンタル面への影響は相当大きいので、自分に合った形を、試行錯誤してみましょう。

必ずしもグルテンフリーにこだわることはありませんが、こういう声を見ても、生理前の不調(PMS)と「食事」というのは相当深く関係していると言えるでしょう。

また、病院に相談する場合は、漢方を専門としている病院(参照 : 漢方専門医の検索)などもおすすめです。

生理前、中、後どの時期にどんな症状が起こるかは人それぞれです。

症状があって当たり前になっていませんか。しかし、それは「未病」の状態であり、体からのサインです。その状態を放置しておくと、さまざまな婦人科トラブルを引き起こしてしまう可能性があります。漢方はこの「未病」の段階で症状に対処するのが得意です。

出典 : Vol.175 生理前・生理中・生理後の諸症状は「ないのが当たり前」

>>マンガでわかるカンポフルな毎日第10話:PMS(月経前症候群)とは

>>PMSと上手に付き合おう! 食事で始めるセルフケア

日常の習慣や体への地道なアプローチ以外にも、恋人同士の取り決めとして、生理前で辛いときは、その期間だけ彼氏、彼女と距離を置くようにする、連絡を減らす、という方法も一つです。

ほっとくことを望む女性もいれば、逆に連絡を減らされると寂しい気持ちや不安が強くなるから増やしてほしい、近くにいるほうが安心する、甘えたくなる、距離を置きつつときどき心配してほしい、といった女性もいるので、生理前は、どういった接し方や距離感がいいか、余裕のあるときに予め話し合いましょう。

どんな風に辛いか、辛いときはどういう距離感がいいか、ということを伝え、話し合っておくこと。また、スマホのアプリで生理のリズムを共有するなどもよいでしょう。

個人でも、先ほど言ったように、食事を見直したり、深呼吸を心がけたり、ヨガやツボマッサージをしたり、お風呂でゆっくり温まったり、ストレス発散を見つける、といった工夫が必要です。

興味があるものや、できることからでも取り入れ、続けてみましょう。

これはお互いに言えることですが、自分を大切にすることによって少しずつでも余裕が生まれ、その余裕で相手に優しくできるようになります。

自分自身の体や心と向き合うことも、恋人関係や夫婦関係に求められる大切な要素の一つと言えるでしょう。

生理後症候群〜生理後の情緒不安定、イライラの原因〜

一方、生理前や生理中以上に、「生理後」のほうが、体調やメンタルがしんどいという人もいます。

正式な用語ではありませんが「生理後症候群」と呼ばれることもあり、実際、SNSでも「生理後 体調」や「生理後 メンタル」で検索すると、生理後のほうが情緒不安定になる、体調不良になる、といった声も見かけます。

生理後の辛さによる彼氏との関係悪化などについても、基本的には、先ほど書いたことと同じ対処法を試してみることをおすすめします。また自分で抱え込みすぎないことも大事でしょう。

生理後のイライラに関しては、「鉄不足」が原因という指摘もあります。鉄分の多い食材では、レバーなどの他に、豆乳や小松菜などがおすすめです。また、調理の際に鉄製のフライパンを使う、というのも一つの対策となるでしょう。

こうした日々の工夫を重ね、生理前、生理中、生理後の心身の調子がどのように変化していくか、軽い日記をつけるなど、自分で把握するようにしておくとよいかもしれません。