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椅子取りゲームは海外にもあるか
子供の頃に遊んだゲームの一つに、「椅子取りゲーム」があると思います。
椅子の数を、椅子取りゲームの参加者の数よりも少なくし、音楽を流しながら、音楽が止まったら椅子に座る。
座れなかった者は、ゲームから退場し、徐々に椅子の数を減らしていって最後の一つの席を争い合う。
考えてみれば、結構残酷なゲームかもしれません。
体格差は考慮されませんし、苦手だったという人も多いのではないでしょうか。
まず、椅子取りゲームのルールを、簡単に紹介したいと思います。
椅子取りゲームのルール
1、まず椅子を円状に並べ、参加者は椅子の前に立ちます。椅子の数は、参加者の総数より少なくします。
2、音楽が鳴り始め、参加者は音楽と一緒に椅子のまわりを回ります。音楽は基本オクラホマミキサーが使用されます。
3、音楽が止まるとみんな椅子に座る。そのとき椅子に座れなかったものが退場になる。
4、椅子を減らしていって最後の一つに座れたものが勝ち。
以上が、椅子取りゲームのルールです。
この誰もが何の気なしに遊んでいた椅子取りゲーム、一体いつから始まったのでしょうか。
椅子取りゲームの起源を調べているうちに、どうやら海外にも椅子取りゲームがあるということを知ったので、海外の椅子取りゲームの映像をまとめてみたいと思います。
表記されている国名は、言語などからの類推で、実際にその国かどうかはちょっと分かりません。参考程度にお願いします。
Musical Chairs(アメリカ)
まずは、英語圏で、恐らくアメリカと思われる、椅子取りゲームの様子です。
他の映像を見ても、日本の椅子取りゲームと基本的に一緒で、円状に椅子を並べ、一つ減らし、音楽をかけて止まったら座る、というルールのようです。
Музыкальные стулья(ロシア)
これはロシアの椅子取りゲームの様子だと思います。
こちらも、ルールは一緒で、音楽に合わせて椅子のまわりをぐるぐると回り、音楽が止まると座ります。
Reise nach Jerusalem(ドイツ)
ドイツの子供たちが椅子取りゲームをしている様子だろうと思います。
円ではありませんが、同じく、足りない椅子と音楽。そして音楽が止まったら取り合うルールで行われています。
音乐椅(中国)
日本と同じアジア圏の場合はいかがでしょうか。
中国語なので、中国ではないかと思いますが、椅子取りゲームをしているようです。男子学生が、一つの椅子を取り合っている様子です。
เก้าอี้ดนตรี(タイ)
タイ語表記なので、タイの椅子取りゲームでしょうか。
全く同じです、背景では東南アジアっぽい音楽が流れています。
الكراسي الموسيقية(アラビア圏)
どこの国かわかりませんが、アラビア語圏にも椅子取りゲームがあるようです。
テレビ番組か何かの企画でしょうか。
El juego de la silla (南米?)
こちらは愉快なノリで行われる椅子取りゲームです。国は分かりませんが、南米のほうでしょうか。
世界の椅子取りゲーム事情まとめ
アジアから欧米圏まで、世界中に椅子取りゲームがあり、基本的なルールは海外も日本も、全く一緒のようです。
椅子取りゲームは、意外とサッカーと同じくらい、世界大会を行ったら参加国が多いかもしれません。
しかし、これだけ世界中に浸透している椅子取りゲームですが、どれだけ探しても、起源や歴史といったものの情報は見つかりませんでした。
椅子取りゲームは、結構メッセージ性の強いゲームだと思うのですが、ルーツが分からない、というのは謎めいているように思います。
椅子自体が日本の江戸時代などでは一般的になかったことや、最後の一つの座(王座)を手にする、という世界観を考えると、中東やヨーロッパに由来するような気もしないでもありません。
以上、椅子取りゲームの世界事情でした。