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スマートフォンなのになぜスマホか
さて問題です。
これの名前、なんだかわかりますか?
携帯電話? (もう少し範囲を狭めて)
iPhone? (もうちょっとだけ広げて)
そう、「スマホ」です。
今や、だれもが持っている「スマホ」。スマホの保有率は8割にものぼると言います。
ところで、この「スマホ」、一体なんの略かご存知でしょうか?
もちろん、「スマートフォン」です。スマートフォンの略で、スマホです。
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ス、マ、ホ
ホ???
そうなんです、「スマートフォン」には、どこにも「ホ」がありません。
なぜか、知らないあいだに「ホ」が紛れ込んでいる。
なぜ「スマートフォン」なのに「スマホ」なのでしょうか。
一体、この「ホ」はどこからやってきたのでしょうか。
そこで今回は、なぜスマートフォンなのに、「スマホ」なのか、この「スマホ」の「ホ」の由来について調べてみました。
「スマホ」の由来とは
スマホ、というキャッチーな言葉。
これがもし「スマフォ」だったら、所有率はまだ3割程度だったでしょう。
よほどのコピーライターを電話会社は雇ったに違いません。
しかし、「スマホ」の由来を調べてみると、どうやらスマホの名付け親と言われているのはコピーライターではなく、週刊アスキー編集者の矢崎飛鳥さんだそうです(参照 : スマートフォンの略称が「スマホ」になった理由を『週刊アスキー』の中の人に訊いてみた)。
スマ「ホ」の誕生については、2007年の初代iPhoneの発売の頃にさかのぼり、そのちょっと前から編集会議でも「スマートフォン」と「スマートホン」のどちらの表記にするかで議論があったようです。
上の写真が、日本で最初に「スマホ」と表記されて表紙になった号、2007年のことでした。
下の写真をみると、2010年の号なのですが「スマートホン」とも書かれ、まだ混乱が残っているのが分かります。
議論はあったものの、最終的には満場一致で「スマホ」に決まったそうです。
理由としては、発音しやすいこと、印刷してみてすっきりしていることなどがあったと言います。
どう考えても「スマフォ」よりは「スマホ」です。もし「スマフォ」なら、ふだん使うたびに、ちょっと笑える気分になっていたでしょう。
以上、スマートフォンがなぜ「スマホ」と呼ばれるようになったか、でした。