セカオワの新曲「サザンカ」について
SEKAI NO OWARI(セカオワ)の新曲「サザンカ」がYouTubeで公開されました。
昨年夏に発表されたRAIN以来約半年ぶりのセカオワの新曲ですね。
この「サザンカ」は、まもなく始まる平昌五輪のNHKの放送テーマソングでもあり、曲の歌詞にも選手を支える意味合いが込められているようです。
夢を追いかける人、その側で見守り続ける人たちの物語を歌に出来たらと思い、今回の楽曲を制作させて頂きました。オリンピック・パラリンピックに挑戦する選手たちや応援している方々に、この曲がそっと寄り添うことが出来たら光栄です。
SEKAI NO OWARI
それでは実際に「サザンカ」について掘り進めていきたいと思います。
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タイトル「サザンカ」の意味
まず、「サザンカ」というタイトルの意味について考えてみたいと思います。
サザンカとは、おそらく花の山茶花のことでしょう。
サザンカは、ツバキ科の植物で、桃色、赤、白などの色の種類があります。
サザンカの花言葉には、「困難に打ち克つ」や「ひたむきさ」などがあり、まさにスポーツ選手にエールを送る歌にぴったりの花でしょう。
また、サザンカが咲くのは11月〜2月と冬の寒い時期です。寒い季節にも関わらず美しく咲く、といった点にも、冬季五輪にふさわしい、セカオワがこの花に込めた意味合いが感じられます。
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歌詞の解釈、兄弟の絆と受験生へのメッセージ
歌詞の解釈についても考えてみたいと思います。解釈に関しては公開されたミュージックビデオを参照します。
まず「サザンカ」の歌詞は次のように始まります。
ドアの閉まる音 カレンダーの印
部屋から聞こえる 君の泣き声
逃げる事の方が怖いと君は 夢を追い続けてきた
努力が報われず 不安になって
珍しく僕に当たったりして
ここで諦めたら今までの自分が
可哀想だと 君は泣いた
カレンダーの印、つまり「君」は何かの締め切りに追われ、部屋に閉じこもって泣いていることがわかります。
そして、珍しく「僕」に当たった。
MVによれば、「僕」と「君」の関係性は兄弟です。そして、「君」が兄です。兄は、画展の締め切りに追われていて弟=深瀬さんが食事をつくったり兄の夢を支えています。
誰よりも転んで 誰よりも泣いて
誰よりも君は 立ち上がってきた
僕は知ってるよ 誰よりも君が
一番輝いてる瞬間を
弟は、誰よりも兄の理解者で、ずっと寄り添ってきました。しかし、一向にうまくいかない兄は苛立ち、弟がつくった料理をテーブルの外に投げつけてしまいます。
MVでは、最後、兄は画展で銅賞をとるのですが、その絵が、そのときの料理で、絵のタイトルが「後悔」とあります。
兄は、描けなかった苛立ちや寄り添ってくれた弟に対する振る舞いを一度は「後悔」したのですが、その「後悔」を作品にしたのですね。
それは最初から上手に絵を描けるよりも、さらにいっそう美しい絵だと言えるでしょう。
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サザンカは冬の花だと言いました。
これはもちろん冬季五輪の意味合いもあるでしょうが、この時期締め切りに追われて苛立つと言えば、受験生もそうです。
まさに受験生はこの時期締め切りに追われています。
息抜きにふと冬季五輪を見るかもしれません。そのとき、五輪選手の頑張りとともに、この曲が流れてくるとしたらどうでしょうか。
おそらくセカオワの人たちは、「サザンカ」を五輪選手だけでなく、多くの受験生に向けてもつくったのではないでしょうか。
以上、セカオワの新曲「サザンカ」のタイトルの意味と歌詞の解釈に関する記事でした。