小松菜奈と山梨
以前、『月曜から夜更かし』で、山梨県出身の女性有名人を地元の人々に尋ねると、「林真理子」という声が多数だった、というシーンがありました。
林真理子さんは、著名な小説家で、出身地は山梨県の山梨市です。県立日川高校を卒業後、日大芸術学部の文芸学科を卒業。コピーライターとして活躍し、エッセイや小説も執筆、直木賞も受賞しています。
確かに山梨県出身の女性有名人と言えば、年配の方には特に林真理子さんの印象が強いのかもしれません。
しかし、調べてみると、どうやら人気女優でモデルの小松菜奈さんも山梨県出身のようです。
小松菜奈さんは、1996年生まれのスターダストプロモーション所属のモデル・女優です。
芸能活動は小学生向けのファッション雑誌「ニコ☆プチ」で開始し、モデルとして様々な雑誌で活躍。その後、2014年に映画『渇き。』で主演に大抜擢され、役者デビューを果たします。
映画『渇き。』予告編(小松菜奈、女優デビュー作品)
その後、数多くの映画に起用され、日本を代表する若手女優となります。
出身地は、公式ホームページを見ると東京都となっていますが、これはどうやら出生地のことで、育ったのは自然豊かな八ヶ岳の麓である山梨県の北杜市小淵沢のようです。
映画『乾き。』のインタビューでも、小松菜奈さんは、山梨が地元であると語っています。
皆さん、とても優しい方でした。主演の役所さんは劇中でとにかく暴れまわっていて(笑)、休憩時間も役に入っているので話しかけるのは迷惑かと思っていましたが、役所さんから話しかけてくださったことがあって、とても嬉しかったです。
私は山梨が地元なのですが、役所さんが地元の方にいらっしゃることがあるらしくてそんな話をしました。
山梨県で撮影が行われたことも、思い出に残る体験だったといい「地元は特別な場所、すごくリラックスしながら『渇き。』の話をしていることが不思議な感じだった」と述懐する。
メイキング映像には、地元の名産品に目がない姿も映し出されているが、「ぶどう、ほうとう、白玉……ずっと食べていましたね」と小松が明かすと、山戸監督が「これは事前に小松さんの好物をリサーチして調達した」と告白。「小松さんの中の二面性というか、『渇き。』とは違った、田舎の純朴ないい子の部分を引き出したかった」と意図を語った。
撮影中、山梨の名産品であるぶどうやほうとうなどをずっと食べていたと語る小松菜奈さん。
地元は特別な場所、と語っています。
小松菜奈さんの出身小学校は、北杜市立小淵沢小学校、中学も近隣の小淵沢中学校に通学します。
田舎の子供だった小松菜奈さんが、なぜモデル活動を始めることになったのでしょうか。
きっかけは、原宿竹下通りを歩いている際のスカウトだったそうです。
2016年からは世界的ブランド・シャネルのブランドアンバサダーを務めるなど、モデル、女優として活躍中だが、「原宿の竹下通りを歩いている時にスカウトされたんです。知らないスーツの人が一緒にいたお母さんに話しかけてきて…」と、10年前の絵に描いたようなスカウト時の思い出を明かしていた。
田舎の子供が、東京の原宿通りでスカウト、というまさに絵に描いたようなストーリーです。
また、中学時代には、数学の先生に初恋をしたエピソードを披露。
小松は「中学生の時、数学の先生がすごく好きで素敵だなと思っていたんです」と告白すると「恋愛というよりは『カッコイイな』という感じだったのですが、ちょっとSなのに優しいところが、とても刺激的だったんです。中学生の私は刺激を求めていたのだと思います」とはにかむ。
高校も、やはり地元の北杜市小渕沢にある帝京第三高校に進みます(参照 : 帝京第三高等学校 出身の有名人|みんなの高校情報)。
帝京第三高校は、サッカーの強豪校でもあり、Jリーガーも輩出しています。2008年からモデルとして活動していた小松菜奈さんは、高校の部活動はチアリーダー部に所属。
冬の高校サッカー選手権大会では、サッカー場で当時応援している高校時代の小松菜奈さんの映像も偶然テレビに残っています。
小松菜奈ちゃんのJK時代最高オブ最高じゃないですか???こんな圧倒的美少女が山梨県の高校で普通にJKやってた世界…尊い…… pic.twitter.com/hn3OhbH6OA
— 🐷 (@rikachanskichan) 2016年11月19日
高校時代、芸能の仕事も増えてきた小松菜奈さんですが、上京することなく、高速バスで通っていたそうです。
過去のインタビューの話を聞くかぎり、山梨を出て東京で一人暮らしをするようになるのは、高校を卒業して間もない頃のようです。
料理については「時間があるときは自分で作って食べる」と自炊していることを告白。一方で、「一人暮らしを始めてから、お母さんの手料理が恋しい」と19歳らしい本音ものぞかせた。
以上、小松菜奈さんの出身地山梨県に関する情報でした。