熊本市議のパワハラ問題
熊本のベテラン女性市議のパワハラが問題になっている。
この熊本市議の名前は北口和皇(きたぐちかずこ)、熊本生まれ熊本育ちで、もう7期目になるベテラン市議会議員だ。
2017年11月8日(水)放送の『羽鳥慎一モーニングショー』が熊本市・北口和皇議員のパワハラを特集した。
番組は「議員の権限を逸脱している」と指摘されている熊本県熊本市の北口和皇議員にパワハラ疑惑を特集。
北口議員には江津湖の外来魚駆除費などを「足りない」と増額を不正に要求した疑いがあり、市職員に対してパワハラまがいの叱責(仁義を…)を繰り返していたという。
外部監査にあたった弁護士は「支出はいずれも不適正、不適切で漁協組合長の北口和皇議員による事業の働きかけは議員としての立場、権限を逸脱している」と指摘している。
「熊本市・北口和皇議員のパワハラ音声を『モーニングショー』が特集」|なんでもnews実況まとめ」より
これ方言伝わらんの??
赤文字いらないんだが( ´υ`) pic.twitter.com/4lym6B1QTt— 田中でした。🌱 (@Otumami514) 2017年11月13日
このパワハラについて北口和皇市議は、「熊本弁が強い印象を与えてしまう」と弁明している。ネット上でも、方言がきついだけ、熊本弁で熱心に怒っているだけじゃないか、という声もある。
ただ、このパワハラ市議、問題は昔からあったらしく、すでに他の市議の全会一致で辞職勧告を三度受けている。
しかし、辞職勧告には法的拘束力がない(民意を優先)ため、いずれも無視。そして、結局また市議会議員選挙で当選して市議を続けている。
北口市議はどこの党?
7期当選のベテランということで、有力な後ろ盾が必要であり、また豊田真由子を彷彿とさせる強気な女性市議のイメージから、自民党の所属かな、という印象を持つ。
果たしてこのパワハラ市議はどこの党なのか、調べてみると、どうやら政党には所属していないようだ。
確かに、辞職勧告を全会一致と言うことは、誰も味方がいないということだろう。
それにしても、どこの党にも所属しないで、無所属にも関わらず7期連続当選というのは、ある意味凄いなと思う。
よほど実績や信頼を積んでいるのだろうか。
なぜ変な議員が当選するのか
それにしても、兵庫の号泣県議もそうだが、なぜ、こうした問題の市議や県議が地方選挙で通ってしまうのだろうか。
困った議員、変な議員が地方議会の選挙で通ってしまう一番の理由は、ほとんど成り手がいない、ということが挙げられるようだ。大半が当選してしまう地区もあると言う。
また市民のチェックが行き届かない、興味関心が向きづらい、というのもあるだろう。
国会も大事だが、むしろ我々の足元である地方議会改革、選挙改革の充実を急いで欲しいと思う。