海外でも発生、ソフトバンクの通信障害の原因
ソフトバンクの通信障害によって数時間のあいだ圏外が続き、ソフトバンクの携帯電話が使えず。
これほどの規模で、これほどの長時間通信障害が起きることは過去なかったのではないでしょうか。
この通信障害で、電話機能だけでなく様々なことをスマホに依存していたことを実感しました。
やはり一つのことに全てを集中させる、というのは、スマホを盗まれたり落とす危険性もあれば、こうした通信障害も考えられる以上、リスクが大きいと痛感しますね。
ところで、一体なぜソフトバンクで通信障害が起きたのでしょうか。
通信障害は、ソフトバンクだけでなく、海外でも11ヶ国で同時発生しました。一瞬テロを心配した声もありました。
今回の通信障害の原因は、スウェーデンの企業「エリクソン」社製の交換機器に異常が発生したことによるものだそうです。
このエリクソンの交換機の「ソフトウェア証明書バージョンの期限切れ」によって、引き起こされたものだとエリクソン社が伝えています。
先ほどのエリクソン発表の日本向けプレスリリース。ほぼ翻訳しただけだが「ソフトバンク障害」「ソフトウェア証明書のバージョンの齟齬」と明記https://t.co/aE0QMuJaKT
— 三上洋 (@mikamiyoh) 2018年12月6日
TBSビビットに行ってきます。「ソフトバンク障害はエリクソンvMMEの証明書期限切れが原因」をお茶の間向けに解説するなかなか困難な仕事です
— 三上洋 (@mikamiyoh) 2018年12月6日
ソフトバンクの障害の原因は SGSN/MME まわりの証明書の期限切れ,らしいと。ごほん。「電子証明書の期限を切らしたことのないエンジニアのみが,まず,エリクソンに石を投げなさい」https://t.co/Dbj52eKl72
— paina (9歳) (@paina) 2018年12月6日
エリクソンの障害、証明書の期限切れって聞いてゾッとしたわ。これ、全然他人事じゃねーっておもってるエンジニア結構いるんじゃないかな?
— polaris (@Polaris_sky) 2018年12月6日
エリクソンから情報が出て「期限切れの証明書が原因」とのことなんだけど、SBの発表だと「ソフトウエアを旧バージョンに戻すことで、復旧を行いました」なので、一体何をどうやって復旧したんだという感がある。新しいバージョンに入っていた証明書の方が古かった?
— 堀石 廉 (石華工匠) (@Holyithylene) 2018年12月6日
そうすると誰かしらのミスによる人災ということになるのでしょうか。
スマホが使えないことによる仕事上の問題も合わせると被害総額は相当の規模になるでしょうが、自然災害ではなく人災の場合、もしかしたら訴訟に発展する可能性もあるかもしれません。
仮に復旧までの時間が、数日、一ヶ月となったらと思うとぞっとします。
どうやらサイバーテロなどではなかったようですが、やはりテロや、また噴火などの自然災害などで大規模的にダウンすると、それだけで物凄い人的被害が生じることを予行練習させられたような今回の通信障害でした。
リスクの分散だけでなく、スマホやネットに依存しすぎない個々の生活や社会の仕組みづくりがテロ対策や減災の一貫として大事かもしれませんね。