日本代表、ロッカールームに「スパシーバ(ありがとう)」
W杯で日本代表が敗戦後、ロッカールームを綺麗にし、ロシア語で「スパシーバ(ありがとう)」というメッセージを残していたことが世界中で話題になりました。
そのソース元となったW杯運営スタッフの女性(@priscillaboca)の元ツイートはなぜか削除されていますが、そのツイートには日本代表の試合後のロッカールームの様子を写した写真がコメントとともにアップされていました。
これはベルギーに敗れた後の日本のロッカールームです。スタジアムのファンに感謝し、全てを掃除し(ベンチもロッカールームも)、メディアの対応をする。“ありがとう”とロシア語で書き置きまでする。なんという全チームの模範でしょう!! 共に働けたことを名誉に思います! すべてのチームにとって模範となります!(日本語訳)
元ツイートがなぜ削除されたのか、ちょっと理由はわかりません(この女性もその後ツイートをしていません)。
もしかしたら、大会期間中に勝手にロッカールームを公にすることが何かの規約に違反しているのかもしれませんし、FIFAのスタッフのようなので特定の国に肩入れするようなツイートは駄目だったのかもしれません。
青い折り鶴の意味は?
ところで、この素敵な写真、アップで見ると、「ありがとう」の下にJAPANと署名があり、三羽の青い折り鶴が置いてあります。
折り鶴だー pic.twitter.com/mZL636hdX5
— 谷川二森 (@twinforest) 2018年7月3日
青い折り鶴。
もはや礼儀正しさを越えて詩人がいますね。
この青い折り鶴の意味ですが、「青」はもちろん日本代表のカラーであるサムライブルーですね。
あのユニフォームの色のルーツは、戦国時代にあるそうです。
今回のユニホームの原点は、ブラジル大会惨敗の悔しさを思い返し「日本が勝つためのユニホーム」と考えたことだった。「勝ち色」は戦国時代の武将たちが戦の前、鎧(よろい)下の着衣を「藍」に染めた話も踏まえ「リアル・ジャパンブルー」を追求し、たどり着いた色。前面には日本伝統の刺し子柄が入っている。
折り鶴は、なぜ折り鶴なのだろうと思ったのですが、鶴(タンチョウ)は日本で古くから親しまれ、若冲の絵などにも描かれる日本を代表する鳥だな、と(今は絶滅の危機ですが)。
また、「立つ鳥跡を濁さず」という風に解釈しているひともいました。
めちゃくちゃ美しいですね!!
一体誰が考案したんでしょう。
最後の最後まで、感動をありがとう。四年後をまた楽しみに生きたいと思います。