mol-74の読み方

mol-74の読み方

mol-74というバンドをご存知でしょうか。

mol-74とは、2010年結成の日本の4人組ロックバンドで、2019年4月3日に、アルバム『mol-74』でメジャーデビュー、mol-74のメンバーは以下の通りです。

武市和希(たけいち かずき)ボーカル、ギター、キーボード担当
井上雄斗(いのうえ ゆうと)ギター、コーラス担当
髙橋涼馬(たかはし りょうま)ベース、コーラス担当
坂東志洋(ばんどう ゆきひろ)ドラム担当

mol-74は、美しくて儚い声や歌詞、繊細でときに力強い演奏が魅力で、代表曲の『エイプリル』という曲など、MVも素敵な映像作品が多いバンドです。

MVの懐かしいフィルムっぽさも、mol-74の音楽性とぴったりでおすすめです。主演女優は、YouTubeのin livingで有名なYouTuberのririkaさんです。

さて、このmol-74というバンドを、初めて知ったとき、最初に悩むのが、「読み方」ではないでしょうか。

モルナナジュウヨン? モルヒクナシ? モルセブンティーフォー?

実は、mol-74の読み方は、「モルカルマイナスナナジュウヨン」と言います。

このバンド名の読み方を知ったときは、「カル」とは一体なんだ、と疑問に思った人も少なくないのではないでしょうか。

また、「モルカルマイナスナナジュウヨン」は、バンド名としてちょっと長いので、省略して、「モルカル」と呼ぶのが一般的です。

mol-74(モルカル)のバンド名の由来は?

それでは、一体なぜmol-74というバンド名になったのでしょうか。

このバンド名の由来について、過去にモルカルのメンバーが、ずばりインタビューで答えています。

武市和希(V・G・Key)「これは……特にないですね」

出典 : 入賞インタビュー mol-74

由来、特にないの?、というのは冗談で、実際はあるものの、説明すると長くなる上に、「へー」となるだけだから「特にない」で押しているそうです。

武市 「そもそも最初はこのメンバーじゃなくて、もうだいぶ昔に遊びで作ったようなバンドで。最初、みんな目が悪かったんで、『モグラ』って付けようか?ってなって、調べたら英語だとmoleだったんですよ。

そんな話をしてた時に――化学の本か何かを見たらmolって出てきて、意味を調べたら『集合体』みたいな意味があるって。ちょうどモグラともかかってるし、スペル的に。それと僕、数字を付けたかったんですよ、バンド名に。で、当時のメンバーはみんな高校一緒だったんで、高校に由来する方がいいのかな?っていうことで。

高校の住所の『1-15-60』のハイフンをマイナスに見立てたら『-74』になったから、『ああ、これでいいじゃん』ってmol-74になって――っていうだけなんですけど」

出典 : 入賞インタビュー mol-74

確かに、由来はだいぶ込み入っているようです。

とりあえず遊びでバンド結成 → みんな目が悪かったから「モグラ」 → 英語だとmole → 化学の本でmolが集合体という意味で、moleとかかっているなと思う → 数字も欲しい → 高校の住所が1-15-60でハイフンをマイナスにすると-74 → 「mol-74」

ただ、これだと、「カル」の意味が謎のままですが、このmoleの語源がmolecule(モルキュール)で、このモルキュールを、和製英語っぽく、「モルカル」に変えたことから、「モルカルマイナスナナジュウヨン」というバンド名に至ります。

以上、mol-74の読み方と意味でした。

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