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イタリア・ミラノのスタバ一号店の特徴は?

スタバがイタリア一号店をミラノに

イタリアのミラノにコーヒーチェーン大手のスターバックスが、第一号店を出店します。

第一号店?

そう、意外にも今までイタリアにはスタバがなかったようで、このミラノの第一号店出店にも根強い反対があるそうです。

今回は、このイタリア・ミラノのスタバ一号店に関する情報をまとめてみました。


オープンはいつから? 場所は?

イタリアのスタバ一号店のオープンは、一体いつからなのでしょうか。

実はもうすでにオープンしています。スターバックスのミラノ店は9月7日にオープンしました。

スタバのイタリア一号店は、ミラノ中心部のミラノ大聖堂の近くのコンドゥージオ広場に面する郵便局だった古い歴史的建造物を改装した場所に開店しました。

スタバのミラノ店の特徴は

スターバックス・ミラノ店は、一般的にイメージするスタバとはちょっと違いがあるようです。

その特徴は、概ね以下の通りです

ミラノ店の特徴
  1. アラビカ豆のみ使用の高級店(リザーブ・ロースタリー)
  2. フラペチーノなどブレンド飲料は扱いなし
  3. アルコールやピザなどを提供
  4. 店舗中央に大型焙煎機を設備
  5. 内装はイタリア人の職人が手がけた
  6. 値段は高めに設定(イタリアのエスプレッソの値段の約二倍弱の値段)

ちなみにこの高級店(リザーブ・ロースタリー)は世界で米国のシアトルと中国の上海にしかなく、イタリアで三店舗目です。

スターバックス・ミラノ一号店の動画

また2018年末から2019年の年始あたりに、日本でもリザーブ・ロースタリーが出店予定とのことで、場所は中目黒のドンキホーテ横になるようです。

創業者のハワード・シュルツ氏は、「コーヒー豆からコーヒーなるまでの過程を実際に目にし、コーヒーの世界を存分に味わってもらえる空間」と紹介しています。


ミラノ市民は、なぜスタバ出店に反対?

ところで、一体なぜこれまでイタリアにはスタバがなかったのでしょうか。

また、なぜミラノの人々は出店に反対しているのでしょうか。

イタリアはカフェの本場で、もともとスターバックスも、創業者のシュルツ氏がイタリアのコーヒーに感銘を受け、スターバックスを開業しました。

それゆえイタリアには古くから「バール」と呼ばれる独自のコーヒー文化が根付いています。

朝から夜まで、それぞれの人の生活のリズムの中で、気軽に立ち寄る止まり木

バールはイタリア全土で16万軒あるといわれ、地域社会に密着した生活に欠かせないお店です。イタリアの大なり小なりどこの街にも広場があり、教会があり、そしてバールがある。バールはイタリアの街の風景に自然に溶け込んだ存在です。

バールは単なるカフェではありません。自分のペースで、そのときの気分で自由に立ち寄り利用することができます。料理とお酒はもちろん、人々がコミュニケーションを楽しむ空間です。

出典 : バールとは|DEL SOLE 

こうした伝統と真っ向から衝突するという懸念を、イタリア国民は懸念しているようで、一部のメディアでは「侵略者」という表現も使われています。

アメリカと、イタリアのコーヒーの文化の違いについては、以前WIREDで紹介された記事を引用したいと思います。

店に入ってラテ(シナモンやミント風味のシロップが振りかけられていることが多い)を注文し、好きな席を選んでのんびりし、ちびちび飲んで贅沢なひとときを過ごす。座り心地のいいソファに座ってWi-Fiを楽しんだりもする。ノートPCを片手に2時間仕事をしようとすることもある。

出典 :「スターバックスの進出」を嘆くイタリアの人たち

これがアメリカ流のコーヒーの飲み方です。

エスプレッソバーに立ち、最新の出来事やスポーツについて5分ほどおしゃべりし、その場で飲み干す。それから、外に出る。店でのんびり過ごしたり、急ぎ足で職場に向かいながら飲んだりすることはない。

出典 :「スターバックスの進出」を嘆くイタリアの人たち

一方のこちらがイタリア流のバールのある生活です。

アメリカでは、カフェでのんびりと過ごすか、外に持ち歩いて飲みながら歩く。イタリアでは、バールでおしゃべりを楽しんで、さあ、行こうか、といった感じで外に出る。

簡単に言えばこうした違いがあるようです(実際はもっと細部に至って根っこの違いがあるのでしょう)。

これが、イタリア人にとっては、自国の文化を根底から覆す存在として、警戒している理由のようです。

たとえば、「ファーストフード」というスタイルも、各国の食文化だけでなく、生活スタイルまで変える力を持っているので、このイタリア人の警戒心も決して大げさなことではないのかもしれません。

今後スターバックスは、ミラノに新しく四店舗の出店を計画しているようです。